OTのひとりごと

作業療法士10年目突入しました。

「補助金」の捉え方

区民コーディネーター養成講座に参加しているのだけれど、その中のワークショップで面白い意見を聞けたので。

 

ワークショップの本筋とは外れる内容なのだけれど、講座の特性上か、NPO法人の運営・立ち上げに携わっている方が多い。講師も、参加者も含めて。

なので、事例紹介で資金のことになるとどうしても補助金助成金の話がチラホラ。

その流れを受けて、今まで自己資本でいくつも会社を立ち上げて、退陣後に社会に貢献したいと思ってNPO立ち上げたおじさまが漏らした一言。

「地域とかみんなのために何かやりたいと思うんだけど、補助金が出るってことは、その『何かしたい』と想う気持ちを俺一人で全責任を負ってやる必要はないよってことなんだよね」

「みんなで責任を負ってやりましょうっていう、そのための補助金なんだろう?って」

「そう思ってみると、いやー、肩の荷が降りて楽な気持ちになれるよね」

 

 

…なるほど。

 

補助金助成金を、言葉通り「お金が足らないから援助してもらう」以上の意味で捉えたことがなかったから、正直目から鱗だった。

でも、よく考えたら確かにそうなんだよね。

お金の出所が分散するってことは、事業に対する責任も分散するってことなわけで。

 

全部自分一人でなにもかもやってきた方からしたら、何かあっても全責任負わなくていいよ、っていうのは、そういう意味も持ち合わせるのが補助金だとしたら、そりゃあ確かに心強いよな、と。

 

とっってもアクの強いおじさまだったので、正直少しのお喋りでお腹いっぱいって感じだったのだけれど、自分に全くない視点を持ち合わせていてとても刺激的だった。

 

今日はここまで。

 

アロマ

今夜は社内研修。

テーマはアロマセラピー

 

アロマセラピーどうなのか、ってところだけれども、個人的には賛成。

元々往診医の先生が臨床にアロマを取り入れていた経験から、医療者向けミニ講座をやってくれたことがあって。

医学的エビデンスに基づいた、在宅でもできるアロマやハーブをテーマにした話を聞いて以来、代替補完医療は興味がある分野のひとつになった。

それがきっかけで単なるオシャレな嗜好品、くらいのイメージだったアロマの位置付けが変わって、アロマセラピー検定受けたりもした。

 

でも現実問題として、医師が同一組織内にいない訪問看護ステーションでは、手をつけづらい。

皮膚トラブル諸々のリスクを考えた時に責任の所在が曖昧になってしまうので。

 

ただそれを差し引いても、魅力あるものだからこうやって少しづつ広がってきてるんだろうと思う。

 

今度の講座で少しだけアロマの話をして、年配の方々の反応を見てみるのもアリかな、などと思った日。

 

今日はここまで。

 

100均で使えるリハビリ道具①

今度スピーカーをする予定の講座で、運動だけじゃなく普段の生活に取り入れられる100均道具の紹介コーナーを設けよう、ということになり、下見下見。

 

訪問リハビリでよく使っていたのはこれ。

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足の裏で片足ずつコロコロ。

足のアーチ矯正、むくみとり、下肢のストレッチ、筋トレ代わりになるので重宝してた。

ゴルフボールで難しい方には、

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この辺でレベル分けしてみたり。

 

どう取り入れようかなー。

と、頭を悩ますのもそれはそれで楽しい。

面白い。

 

 

 

今日はここまで。

梅雨明け

梅雨明けたーーー!!!

 

今日は午前中体力測定会@OTブース、午後から介護予防で運動講師、夜は旅行介護士協会のアセスメントシート再作成の打ち合わせ。

濃い。

 

一見なんの繋がりもない別の仕事のように思えるけれど、多分根っこでは繋がっていて。

作業療法士は、作業を扱う仕事。

その意味がようやくわかってきた気がする。

運動も、旅行も、それ以外の何かも、全てが作業療法士にとっては、自立(自律?)支援を促すためのツールで。

だから「何でも屋」でいい。

この「何でも屋」って言葉を、本当に最近ようやく、肯定的に捉えれるようになってきた気がする。

 

今日はここまで。

 

炎天下。

朝は涼しかったのに、雷雨の後の蒸し暑さよ。

 

介護士さん向けのアセスメントのあれこれを探していて『Flow-FIM』なるものを見つけた。

 

FIMは回復期病棟ではもはやお馴染みと言っていいんだろうけど。

 

Flow-FIMは、医療職ではない方にもわかりやすくFIMができるようにフローチャート形式にしてくれているらしい。

 

藤田保健衛生大学 リハビリテーション部門

http://www.fujita-hu.ac.jp/~rehabmed/nanakuri/pub014/flow_fim.html

 

こういうものが増えて、医療ー福祉間の共通言語がどんどん増えていけばよいな。

 

今日はここまで。

ファッ金。

同僚が、学会発表した作業療法士への取材をしたらしい。

らしい、というのは、そういうことをするから、同じ作業療法士だし、相手への質問要項作ってくれと取材担当者から依頼があって、作ったもののその後どうなったのか全然知らされてなかったから。

取材が終われば、インタビュー内容編集して、HPへのup作業だけだから、まあそんなものなのかな、完成待ちか、up間近に校正少し頼まれる程度かな、くらいに思ってた。

そういう部署と関わること自体なにぶん初めての経験でもあったし。

 

今日たまたま件の作業療法士と顔を合わせて、思い出してインタビューどうでしたか?と話を振ったらば、「同業であれば伝わる細かい話のニュアンスが、自分の意図とは違う風に捉えられて表現されているので、何度か文面変更のお願いをしている。今も、ある程度近隣事業所へ配慮しないといけない内容表現があるので、管理者と相談の上、表現の変更をお願いしようかと思っている」と曇り顔。

 

まさかそんなことになってると思わなくて、お互い「伝えるって難しいですね」と苦笑して別れて帰宅後、先方からLINE。

 

曰く、さっき確認したら、最終チェックさせてもらえてないまま、HPにupされていた、できればもう少し文面を変えてもらいたいからupしたものを取り下げてもらえないか…

 

その時点で私もようやく記事内容を目に通すことができて、うん、これは確かにそのままあげ続けるにはちょっと色々難しい内容…

 

急いで担当者に連絡取って、記事を下げさせてもらった。

その報告メール後の部長からの全体メール内容にカチンときた。

「この件は謝るような案件ではないので担当者は堂々と粛々と今後も取り組むように」

…いやいや、謝ってくれよ。

せめて取材相手の作業療法士にだけでも謝ってくれ。

意図したことと違うことを伝えられて、指摘されてるのに、それでどうしてそんなに開き直れる?

そんな風に私たちの仕事を、職域を、勘違いして広報されるのは困るよ。

そんな広報されるなら、取材なんてしてくれなくていい。

早さが勝負だ、だからこちらの意図は置いてけぼりで構わないっていうのなら、他所でやってくれ。

 

なんだかこれ以上書いてもヒートアップするだけだから、今日はここまで。

 

ごろごろするにはまだ早い。

久しぶりになんの予定もない完全フリーの木曜日。

本当は朝から歯医者だったけど、延期してもらった。

幸せ。

夕方までベッドの住人。

 

おふとんとん。

 

 

今日はここまで。