OTのひとりごと

作業療法士10年目突入しました。

「補助金」の捉え方

区民コーディネーター養成講座に参加しているのだけれど、その中のワークショップで面白い意見を聞けたので。

 

ワークショップの本筋とは外れる内容なのだけれど、講座の特性上か、NPO法人の運営・立ち上げに携わっている方が多い。講師も、参加者も含めて。

なので、事例紹介で資金のことになるとどうしても補助金助成金の話がチラホラ。

その流れを受けて、今まで自己資本でいくつも会社を立ち上げて、退陣後に社会に貢献したいと思ってNPO立ち上げたおじさまが漏らした一言。

「地域とかみんなのために何かやりたいと思うんだけど、補助金が出るってことは、その『何かしたい』と想う気持ちを俺一人で全責任を負ってやる必要はないよってことなんだよね」

「みんなで責任を負ってやりましょうっていう、そのための補助金なんだろう?って」

「そう思ってみると、いやー、肩の荷が降りて楽な気持ちになれるよね」

 

 

…なるほど。

 

補助金助成金を、言葉通り「お金が足らないから援助してもらう」以上の意味で捉えたことがなかったから、正直目から鱗だった。

でも、よく考えたら確かにそうなんだよね。

お金の出所が分散するってことは、事業に対する責任も分散するってことなわけで。

 

全部自分一人でなにもかもやってきた方からしたら、何かあっても全責任負わなくていいよ、っていうのは、そういう意味も持ち合わせるのが補助金だとしたら、そりゃあ確かに心強いよな、と。

 

とっってもアクの強いおじさまだったので、正直少しのお喋りでお腹いっぱいって感じだったのだけれど、自分に全くない視点を持ち合わせていてとても刺激的だった。

 

今日はここまで。