OTのひとりごと

作業療法士10年目突入しました。

「すみません」という言葉。

「すみません」、という言葉があまり好きではない。

どうせなら、「ありがとう」、って言える空気にしたい。

「すみません」っていう言葉を乱発してるうちに、自己肯定感が薄らいでゆく気がしてる、というか実際薄らぐと思う。体感だけど。

(文献サラッと探したけど、特定の言葉との相関を調べたものは見当たらなかった、悲しい)

 

ただこれって、医学モデルがネガティブフィードバック中心になる仕組みとよく似ていると思う。

他者から勝手に自分自身の何かについて一定の規範から外れる、あるいは評価基準を下回ることについて指摘を受ける。

その指摘に対して、(内心はどうあれ表面上)「すみません」と謝罪に近い形で相手の主張を受け入れる。

一時的であれ、言葉の上で相手の主張ばかりを受け入れることを繰り返せば、そりゃ自主性も自己肯定感もなくなると思う。

医学モデルの結果、自主性が損なわれて自立支援が声高に叫ばれる昨今だけれど、別にこれって、病院を始めとする医療業界だけで起こっている話ではないよな、と思った今日このごろ。

 

とりあえず今日はこんな感じ。