OTのひとりごと

作業療法士10年目突入しました。

飲み明かす金曜日

今日は久しぶりに朝まで飲み明かし。

 

毒にも薬にもならないならない話をしながら1軒目、2軒目、3軒目…

 

話の中で「いつからが余生か」みたいな話になって少し印象的だったのが、

飲み相手が「絶対早死にすると思ってたから20越えて生きてると思ってなくて25.6くらいまではどうしようか途方に暮れてたけど最近は振り切って余生だと思って過ごしてる」という一言。

 

意外な人生観にびっくりして、同時になるほど、と思いつつ。

 

余生の始まりって具体的にくくれるものではないだろうけど、そういうのもあるのか、と。

自分自身が人生に満足したときが余生の始まりなのか、あるいは社会的な繋がりが希薄になり始めた時がそうなのか、内的と外的どちらの要因が大きいものなのだろうなーとぼんやり思うなど。

 

 

今日はここまで。

リフレッシュ木曜日

今日のお客様も室内で軽い脱水症状起こしてた。

 

総務省消防庁から出ている熱中症情報

http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html

 

去年の同じ時期と比べると、今年は救急搬送された方が微増(100人単位が微なのかは不明だけど)、なのかな。

雨は降らず、曇り空の日が続いているけど、何せ湿度が高いのがよろしくない。

 

高齢者は特に「暑いな」と思っても「じゃあ何か飲もう」って結びつかないから、自己対処が難しい。

 

手足も火照ってるし、肌の水分もカピカピ(いわゆる、ツルゴール低下してる状態)。

リハビリどころじゃないね、ってことでクーリングしながら冷やしたゼリー食べてもらって。

よっぽど暑かったのか、最初の2〜3口を食べるスピードの速いこと…

 

ゼリー50cc完食してひと息はつけたようだけど、そういえばこの方、先週も軽く脱水起こしかけていたのだった…

 

とりあえずご本人に「暑い」って自覚はあるようなので、扇子の用意を付き添いの方に依頼して、あとは本当はもう少し薄手のパジャマのほうがいいような…

 

体調が整っていてこそ、+αのリハビリができるので、この辺の環境調整がすごく大事だと個人的には感じる。

 

来週は少しは涼めていると良いのだけど。

 

 

今日はここまで。

 

鬱々水曜日

焼肉のタレで味付けした野菜炒めって、なんであんなに美味しいんだろう、ずるい。

 

少し前から、自費リハの指名依頼がきているので、メールでやり取りをさせてもらってる。

 

「どんなリハビリをしてくれますか?」

「どうやったら来てもらえますか?」

 

指名をいただくのは、当たり前だけどとても嬉しい。

でも、指名依頼をしてくれる方が「自費リハ」が何か分かった上で依頼してくれることはほぼ9割9分ないので、公的保険と保険外(自費)の違いについて説明することにしている。

普段は公費負担でほとんどが賄われているから、リハビリもそれ以外の医療も「体のトラブル¥3,000」くらいのお手軽感覚なのだろうけど、それがいざ自費で、負担割合10割近くで、となると割高感は絶対に感じると思う。

だから制度上のことと、料金については必ず伝える。

指名は嬉しいけれど、回数重視なら私を指名するよりも、公的サービスに依頼するほうが良い場合もある。(担当はくじ引き的な当たり外れにならざるを得ないけど、それでもよっぽどのことにはなりにくい)

その方の価値観を、その方の目標と、達成のための優先順位の整理。

メールで相談を受ける分には(直接的なリハビリ内容の相談は除く)、無償って決めているから、こういうやり取りで、依頼主の方の考えが整理されて、より良い選択ができるならそのほうがいい。

 

昨今は訪問リハを扱う民間の事業所も爆増しているから、そこ以外の隙間の部分、例えば復職支援や外出支援をメインに今後は関わっていきたいので。

介護漬けにしない、リハビリ漬けにしないために、まずはちゃんと相談窓口になれるような立ち位置で動けたら良いなーと思うこの頃。

 

今日はここまで。

 

少し復活する火曜日

先週の介護予防の件について担当看護師さんと打合せ。

 

コンセプトの再確認。

進行上の優先順位の再確認。

そのためのフィードバックの軸を固めること。

 

1対多数の関わりは、私にとってはまだまだ未知のことも多くて。

訪問リハで当たり前だったことも、(話し合いの焦点は同じでも)実行に移す段取りはやっぱり勝手が違う。

それから弊社独自( )みたいな風潮もすごくあるし。

 

あぁ、組織ってなんて面倒

 

って気持ち半分と

 

新しいことは楽しい!面白い!

 

って気持ちが浮き沈みを繰り返しているような。

 

 

正直を言えば、やっぱり自分にはこういう大所帯は向いてないなーと心底思う。

平たく言えば息抜きしづらい。

呼吸ができなくて毎日窒息しそうだ。

 

週1回の別会社で契約してる自費リハや有志で取り組んでる企画がなければバランスなんてとっくに崩壊してると思う。

 

いわゆる病院や組織が苦手で、こういう働き方をしてる作業療法士もきっと少なくないのでは。

そうだといいなぁ。

 

類友なのか、周りのセラピストは似たような人種が多いから不思議に思うことそんなになかったけれど、大所帯に仮住まいしてみると、つくづく自分が浮いてるのを思い知らされる。

 

 

今日はここまで。

寝不足の月曜日

いろいろ考えていたら眠れなくなってしまって朝もはよからサンドイッチとか作った。

 

今日はいつも担当している方を通じてご縁のあった方とメールのやり取り。

作業療法士、という仕事もまだまだ世間での認知度は低くて、幅広すぎて、

「どんなリハビリをやってくれるんですか?」

という質問を受けることが多い気がする。

 

毎回返すのは、

「リハビリするのは、その方自身であって、私はそのサポート役です、そのための資格です」

ということ。

 

世間では「リハビリ」って言葉が一人歩きしすぎて、マッサージとどう違うのかとか、痛くないようにやってください、とかとかとか。

壁ドンの意味合いがいわゆるネットスラング?としての意味とは途中から変わってしまったように、リハビリって言葉も違う意味で使われてる、と感じる。

 

「re-habilis」

再びー適応する

 

適応させる、じゃないんだよね。

適応する。

受動態じゃなくて、能動態の言葉なんだよね。

 

突然心身の病気や怪我に陥って、右も左もわからない状況下での道標を照らす、選択肢を示す。

そのためのツールとしていわゆるマッサージやそのほかの色んな手技「も」使う。

 

そういうことをきちんと伝えるところから始めないと、最初にボタンを掛け違うとそのままだな、と思う。

 

なので、

「私にリハビリしてもらう」

のではなくて、

「あなたのリハビリを私がサポートする」

のだと伝えてる。

 

それを伝えてから、そのあとは本当に千差万別十人十色。

色んなことの組み合わせ。

でも、コンセプトを見誤らないなら、お互いにとっての最善の擦り合わせはしやすいので。

 

 

 

今日はここまで。

ようやくの金曜日

お弁当に入れたサラダのドレッシングがどこからか漏れて机の上がビチョビチョになってしまって悲しかった。

 

今日は信念対立について考えさせられる1日。

 

きっかけは朝からの介護予防事業。

運動講師として関わり始めたのは今年の4月からなので、前年度までの流れややり方を引き継ぎつつ、時間配分等々に体を慣らしているところ。

 

金曜日の参加者は15名程度のグループ。

スタッフは、

看護師(リーダー)

運動講師(私:作業療法士)

他補助スタッフ2〜3名

 

看護師さんの会進行における優先順位は

①安全

②時間配分

とのこと。

だけど、彼女からもらうフィードバックは大抵、

「〇〇さんのようにもう少し早く喋ってください」

「ここのカウントの取り方が〇〇さんと違うので同じようにしてください」

というもの。

ちなみに「〇〇さん」、というのは、日程分担して運動講師にあたっている他の講師の方で、講師歴はこちらの方が長い。

 

件の〇〇さんとは、共同で運動講師をするにあたって、

「運動指導の『やり方』は違っていて当然。参加者の混乱を招かないよう、指導する運動『メニュー』に差が出ないようにしていきましょう」

という情報共有をしている。

 

まとめると、

リーダー看護師が優先順位の上位にあげている2つ(安全・時間配分)は今の所満たして講座をやっている。

運動講師陣の認識として、度外視で良いはずの「運動のやり方(喋り方・カウントの取り方等々)についてばかりフィードバックが行われる、という矛盾。

 

そして、この『やり方』についてフィードバックされる、というのが、結構私含めセラピスト陣にとってストレスのかかる事柄だったりする。

 

もう少しお互いの「大事にしたいこと」「されたら嫌なこと」を共有して、その上でコンセプトに対してどう向き合うかを話し合わないと、この先前途多難な予感。

 

今日はここまで。

 

モグモグ木曜日

木曜日はリフレッシュデー

 

別で業務委託契約結んでいる自費看護・リハの会社経由で、昔から付き合いのある方のリハビリ+α

 

私の訪問リハビリの理想は「近所に住んでる昔からの顔なじみの子がたまたまセラピストになって、リハビリを担当してくれるようになった」くらいの距離感。

異論は認める。

あくまで私の理想の距離感。

 

見えない上下関係のある形ではなく。

ベルトコンベアで作業するみたいに淡々とこなすのでもなく。

ちょっと行って、ちょっとお話して、1週間を振り返りつつ、この先の1週間をどう過ごすかの相談とアドバイスと運動を組み合わせて、また来週、と笑顔で別れるくらいの関係がちょうどいいなと。

 

信頼関係を構築して、あとは相手が必要とすることが何かをしっかりヒアリングした上で必要なことを必要な量だけ伝えていく。

別に医療の仕事じゃなくても当たり前のことだと思うけれど。

 

ただ、最近は高齢化に拍車がかかってるから、TVをつければ健康番組を必ずやっている時代なので、

「昨日TVでこんなことを言ってたのよ〜」

という話をどう扱うかはすごく大事だと思う。

 

TVで報道されるのはあくまでも一般論なわけで(そうじゃなきゃ言う側も自分の首絞めることになるから)、話を持ち出した相手がどういう意図で持ち出しているのか、

1.信頼関係ができている

→TVをみた上で試してみたくなっての相談?

2.信頼関係構築前

こちらがどの程度のレベルなのか推し量ろうとしている?

とか、色々想定しながら対応しなきゃ、知識をひけらかす場にしちゃうと自滅するなぁ、というのが訪問業界に身を置いた結果、周囲から感じることのひとつ。

 

病院の延長線上に在宅があるわけじゃなくて、病院で過ごすこと自体がある意味異常事態なわけだから。

嫌な言い方だけど、そこを見誤って病院の感覚で先生面してたら信頼関係は結べないわけで。

 

 今日はここまで。